2026年04月22日
犬の認知症
わんちゃんでもヒトと同じように老化によって認知症になることがあります。認知症は現在のところ、残念ながら完治させることはできず、進行を遅らせる努力をするしかありません。そのため予防が非常に重要になります。この記事では老犬の認知症についてその症状と原因、予防方法を解説します。
症状
犬の認知症の症状には様々なものがありますが現在はそれぞれの頭文字をとって以下のようにDISHAALというカテゴリー分けがされています。くなったり、壁や床をぼんやり見つめたり立ちつくすようなことがあります。
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D 見当識障害 Disorientation
また聴覚や視覚の刺激に対する反応が衰えたり、反対に敏感になって吠えることがあります。
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I 人や動物との社会的な関わり方に変化 Interactions
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飼い主やほかの動物への関心が薄くなり、ふれ合いを好まなくなります。また、かかわり方に変化がみられ飼い主に過度に依存したり反対に攻撃的になることがあります。
S 睡眠の変化 Sleep
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夜間起きていることが多く落ち着かない様子が見られたり、夜に徘徊するようになります。夜鳴きがみられることもあります。
H しつけの変化(排泄についての変化) Housetraining
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昔はできていたのにトイレ以外の場所で排泄してしまうことがあります。また、自分の寝場所を汚すこともあります。
A 活動レベル Activity level
増加
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あてもなく歩き回ったり(徘徊)、食欲の増加がみられることがあります。
低下
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おやつへの関心が低下したり以前はしていた遊びなどの活動が減ることがあります。また毛づくろいなどのセルフケアの回数が減ることもあります。
A 不安の増加 Anxiety
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不安を感じよく吠えるようになったり、興奮して落ち着かない様子になることが増えます。また音や物に対する不安やおそれが増すことがあります。分離不安が強くなることもあります。
L 学習や記憶 Learning and Memory
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これまではできていたコマンドができなくなったり応えるのが遅くなることがあります。また新しいことを学習するのに時間がかかったりできなくなったりします。
原因
犬の認知症は、単なる老化現象ではなく、加齢に伴う神経変性疾患とされています。人間と犬の両方で、認知症の明確な原因はまだ明らかにされていません。犬の認知症においても、人間と同じように脳内にβアミロイドが蓄積し、脳腫瘍や脳出血などが認知症の症状を引き起こすことがあるそうです。これから先もっといろいろなことが明らかになれば認知症の明確な原因もわかるようになるかもしれません。
予防法
食べ物で予防する
認知症の予防には日常の食事が重要です。犬が年を取るにつれて、年齢に合わせたシニア用フードをあげるのも良いでしょう。特に、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3脂肪酸は認知症予防に効果があると考えられています。また、人間の場合、ビタミンCやE、βカロテンの摂取がアルツハイマー型認知症の発症を抑制するとされていますがワンちゃんに対しても効果のある可能性も示唆されています。これらの栄養素は通常のフードだけでは不足しがちなため、サプリメントを通じて補給することも一つの手です。
頭を使った遊びで予防する
認知症予防には、脳を刺激してあげることが大切です。犬は年を取るにつれて、周囲に対する興味や好奇心が低下し、生活が単調になる傾向にあります。遊びを通じて脳を活性化させることで認知症の予防につながると考えられています。例えば、すでに覚えたお手やお座りを一日数回してあげるのが良いでしょう。また新しいコマンドを覚えさせることも効果的です。また、犬が好むおやつを隠したり、飼い主とかくれんぼをしたりすることも犬の探索本能を刺激し、脳を活性化させることにつながります。
適度な運動で予防する
運動は脳の刺激として、また老化を遅らせるためにも重要です。年を取ったワンちゃんは散歩を嫌がることもありますが、痛みがない限りは毎日の散歩を続けることが良いでしょう。また、毎日同じルートを歩くのではなく、散歩のコースを変えたり、途中でボール遊びをするなどの変化を加えることも効果的です。足腰が弱って外出が困難になった場合は、家の中で少し歩いてみたり、飼い主との遊びを通じて体を動かしてあげるなど、工夫をしてみましょう。
☆補足☆老犬のためのマッサージの簡単な方法とテクニックとは?
犬にマッサージをしてあげると、目をつむった気持ちよさそうな顔にこちらまで癒やされますよね。愛犬の柔らかい毛並みやあたたかな体温を感じ、より愛しさを覚えるという飼い主さんもいるのでは?犬も人間と同じくマッサージをされるのが好きな子が多く、飼い主との触れ合いの時間にもなるので、積極的にマッサージをしてあげたいものです。認知症で体が固まっている子が動きやすくなることにもつながります。

1. 犬にマッサージすることで得られる4つの効果
コミュニケーション
マッサージで愛犬に触ることで良いコミュニケーションになり、絆がより深まります。スキンシップが多いほど愛犬との信頼関係が構築されていくため、毎日少しでもマッサージをしてコミュニケーションの時間を増やすことがおすすめです。
ストレス軽減
犬はマッサージされると、幸せホルモン「セロトニン」や「オキシトシン」が分泌され、ストレスが軽減すると考えられています。また、リラックスして副交感神経が働き、心拍数も落ち着いてきます。
血行促進
愛犬の関節や筋肉、ツボなどをマッサージで刺激すれば、こわばりが解消され血行が良くなります。寝ている時間の多い老犬や運動不足の犬は血行が悪くなり、四肢の冷え、筋肉の緊張、内臓機能の低下に悩まされることが増えます。軽くマッサージをするだけで血液やリンパの流れが良くなり、筋力維持や寝たきりの予防に繋がると言われています。
ウォーミングアップ・クールダウン
運動やリハビリ前後のマッサージも効果的です。ウォーミングアップとしてマッサージを行うと、筋肉や関節の可動域が広がり柔軟性がアップします。血流も良くなるので、いきなり運動したときと比べると心臓への負担を軽減できるのも嬉しいポイントです。運動後は疲労によって筋肉がかたくなりやすいですが、マッサージで緊張が緩み、疲労物質も溜まりにくくなります。
2. 犬のマッサージを行う前に確認したいこと
マッサージに向いているタイミングと環境
マッサージは愛犬も飼い主もリラックスしながら行いましょう。緊張している犬に触っても、効果は出にくいものです。テレビや音楽は消して静かな空間でマッサージをすれば、集中できますし愛犬に愛情も伝えやすくなります。お互い楽な姿勢でマッサージして構いませんが、「ふせ」の状態で寝てもらい、後ろか真横から行うとリラックスしやすいはずです。
マッサージのポイント
犬にマッサージするときはいきなり体に触るとびっくりしてしまうので、「マッサージ始めるね」と優しく声をかけながら少しずつ触れていきます。手が冷たいと嫌がる犬もいるのでホットタオルで手を温めておくといいでしょう。愛犬が嫌がるようならおやつをあげて徐々に慣れさせていくのがおすすめです。それでも嫌がれば無理強いせず中止し、日を改めて再度チャレンジしてみてください。マッサージを受けながら犬がじっとして眠そうにしていたら、気に入ってくれた証拠と考えていいでしょう。1日1分でもいいので毎日継続すると、より効果的です。
マッサージしてはいけないケース
犬の体に炎症や腫瘍がある場合、体調が悪い場合は、患部を触ることによって状態をさらに悪化させてしまう可能性があるのでマッサージはしない方がいいでしょう。皮膚がもともと弱い犬や薄い犬も、マッサージの摩擦で皮膚を痛める恐れがあり、注意が必要です。他にも、食後のマッサージは消化不良の原因になるので避けた方がいいでしょう。
3. 簡単な犬のマッサージのやり方とテクニック
犬のマッサージは、次の4箇所を順に行うのが基本ですが、時間がないときや犬が嫌がるときは1箇所だけで終えてもOKです。
背中
まずは背中を毛並みにそって手のひらで優しくなでましょう。慣れてきたら背骨の脇の筋肉(広背筋)や首からお尻にかけてのツボをつまんだり撫でたりして刺激し、丁寧にコリをほぐしていきます。愛犬にとって丁度いい強さを見つけるまでは、弱すぎるかな?と思うくらいの強さでマッサージするのがポイントです。固くなっている部分を中心に、優しく刺激してあげましょう。背中は犬が寝ていても座っていてもできる簡単なマッサージなので、無理なく毎日続けられるはずです。
太ももとお尻
愛犬を横に寝かせ、前足の付け根(肩甲骨)から足先に向かってくるくると円を描くようにマッサージしていき、最後に肉球を指で挟んで優しくもみましょう。後ろ足も同様に、腰の辺りから足先に向けて円を描くようにマッサージしていきます。疲れが溜まりやすい太ももの裏も忘れずマッサージしてあげてくださいね。
顔まわり
鼻から後頭部にかけて、中でもおでこ・眉間部分のマッサージは、特に犬がうっとりする部分です。人差し指か親指で鼻先から眉間、目の上、こめかみ、耳の後ろを撫でるようにマッサージしていきましょう。ただ、目の近くをマッサージするときは目に指が入らないように注意してください。次に、親指を耳の内側、人差し指を外側にして耳をはさみ、耳の付け根から耳先に向かって優しく広げるように伸ばしていきます。耳のマッサージを好きな犬は多いので、気持ちよさそうなら他の部位より時間をかけて行ってあげると喜ぶでしょう。
首
人間より低い位置にいる犬は飼い主を見上げる場面が多く、首まわりの筋肉がこりやすいです。愛犬の首を両手で挟むように持ち、手のひらで円を描くようにやさしく撫でて指先で首の後から肩にかけての筋肉に圧力をかけていきましょう。急所である首は最初から力をいれてマッサージすると緊張してしまうため、最初はさする程度から始めるのがおすすめです。
まとめ
犬へのマッサージは、いいスキンシップになるだけでなくストレス解消や血行促進などの効果もあります。マッサージは優しく声をかけながら温かい手で、背中、太ももとお尻、顔周り、首の順で行いましょう。1日1分でもいいので毎日続けると効果的ですが、愛犬の体調が悪い場合やマッサージがあまり好きではない場合は、無理強いせずに日を改めてのチャレンジをおすすめします。マッサージのコツを掴んで、老犬にとっても飼い主にとっても幸せな時間にしてください。
老犬ホームスマイルフラワー大阪について

老犬ホームスマイルフラワーは千葉県千葉市と大阪府八尾市にある、動物病院連携の安心安全な老犬ホームです。充実のサービスを含む料金体系の元、ご家族に代わりに大切に愛犬をお預かりします。駐車場完備て電車でもアクセス可能。ぜひお困りの際はご相談ください。
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スマイルフラワーでの取り組み

個別対応
老犬一頭一頭の健康状態や嗜好に合わせた食事を提供しています。食べやすい形状や温度、トッピングの工夫を行い、少しでも食欲が戻るようにしています。
医療サポート
スマイルフラワーでは、獣医師による定期的な健康チェックを行っています。食欲不振の原因が病気によるものである場合、早期に発見し適切な治療を行います。
リラックスできる環境の提供
老犬がリラックスして食事を摂れるよう、静かで安心できる環境を整えています。ストレスを軽減するための工夫を行い、食欲が回復しやすい状態を保っています。
見学のご案内
飼い主様に直接施設を見学していただき、スマイルフラワーの魅力を感じていただきたいと思っています。施設見学は随時受け付けておりますので、ぜひ一度お越しください。
保護犬活動について
老犬ホームスマイルフラワー大阪では、保護犬のお世話も行っております。
保護犬はNPO法人Link toのホームページ及びインスタグラムをご覧下さい。
※現状、一般の方からの保護犬の引き取りは行っておりませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。


