【老犬に起こりやすい病気】がんと痙攣について

2026年06月08日

がんは多い?

最近では獣医療の発展や生活の質の向上から犬の寿命が延びそれに伴いがんにかかるワンちゃんが増えてきています。今では犬の子音一位はがんだといわれるほどです。

この記事では犬のがんにはどのようなものがあるのか、その種類や特徴、初期症状について解説します。

がんってなに?

”がん”という言葉はよく聞きますがそもそもがんとはどのような病気なのでしょうか?がんとは細胞が異常に増殖することで臓器が正常に働かなくなり体に様々な異常をもたらす病気のことです。イメージしやすいのは腫瘍ですが実はすべての腫瘍が悪性というわけではありません。腫瘍のうち大きくなって周りに広がったり違う臓器にうつる性質を持つものが悪性の腫瘍である可能性が高いです。厳密にはできる場所や種類によって名前が分けられていますが世間ではこの悪性の腫瘍のことを指してがん言うことが少なくありません。

がんの種類

がんには様々な種類のものがありそれは発生する部位によって変わってきます。大まかにはいかのような種類のがんがあります。

【皮膚のがん】

しこりとして見つかることが多いのが皮膚のがんです。体や足先、耳、口、肛門周りまでさまざまな場所で発生します。
皮膚にできる腫瘍には、肥満細胞腫や軟部組織肉腫、脂肪腫、組織球腫、リンパ腫などさまざまな種類があります。
軽いおできだと決めつけず早めに動物病院を受診するようにしましょう。

【腹部のがん】

肝臓や脾臓で発生する腹部のがんは、腫瘍が大きくなると胃腸を圧迫し、吐き気や下痢を引き起こすことがあります。肝機能の低下により、元気がなくなり、黄疸(体が黄色くなる)や毒素の蓄積による発作が発生する可能性もあります。これらの臓器は症状が現れにくいため、発見された時にはすでに進行していることも少なくありません。具体的なものでは肝臓には肝細胞がん、胆管がん、血管肉腫、リンパ腫が、脾臓には血管肉腫、結節性過形成、リンパ腫などの病変が見られます。

【呼吸器のがん】

呼吸器とは鼻から咽頭・器官を通り肺までつながる管のことです。ここにもがんが発生する可能性があります。鼻に腫瘍ができた場合では、くしゃみや鼻水、鼻づまり、鼻血の症状が見られます。悪化すると顔面の変化が起こります。
また鼻の内部には鼻腔内がんやリンパ腫など、肺には肺がんや組織球肉腫と言った悪性腫瘍が発生します。

【泌尿器のがん】

泌尿器とは腎臓から尿管、膀胱、尿道、前立腺の経路のことです。
腎臓がんや腎臓リンパ腫、膀胱がん、前立腺がんなどがあげられます。尿路にあらわれる症状としては、膀胱炎のような頻回尿、血尿、尿のしぶり・尿漏れ、排尿時痛などです。

【消化器のがん】

消化器がんは、口から肛門に至る消化管に発生するがんです。しこりが口内や肛門周辺で見つかることにより発見されることがあります。
消化器がんが発生すると、吐き気、食欲不振、下痢、タール便、血便、体重減少などの症状が表れることがあります。これらの症状が慢性的に続く、または治療後にすぐに再発する場合、がんの可能性があります。
消化器がんには、口腔内腫瘍(メラノーマ、扁平上皮癌、線維肉腫など)、胃癌、小腸癌、大腸癌、胃腸リンパ腫や肥満細胞腫、肛門周囲腫瘍(肛門周囲腺腫・腺癌、肛門のう癌)などが含まれます。

【脳・神経・筋肉・骨のがん】

脊髄などの中枢神経や筋肉・骨に腫瘍ができるがん。不自然な歩き方をするほか、痛みや麻痺の症状があらわれます。
脳に腫瘍ができるとけいれん発作や性格の変化、視力の低下・消失などが認められるようになるでしょう。
脳には髄膜腫、リンパ腫、神経膠腫などが、骨や筋肉には骨肉腫、軟骨肉腫、軟部組織肉腫、組織球肉腫などが発生します。

【血液のがん】

代表的なものにはリンパ腫や白血病があります。これらは血液中の細胞が増殖することにより生じるがんです。特にリンパ腫は犬猫ともに非常に多く認められる病気です。
初期段階ではリンパ節の腫れのみが見られますが、リンパ腫が進行するにつれて、全身のリンパ節が腫れ上がり、活力や食欲が低下し、体重が減少することがあります。早めに気付いてあげることが大切です。

【生殖器のがん】

乳がんや精巣腫瘍など犬猫に起こりやすいのが生殖器のがんです。
乳腺腫瘍の場合は乳腺の周りにしこりが見つかります。反対に精巣腫瘍は症状が出ることはまれで、多くの場合精巣の大きさが左右違うことで発見されます。
生殖器の腫瘍は、去勢手術や避妊手術が効果的な予防法として知られています。

初期症状

がんの症状は発症場所により様々ですが比較的よくみられる症状として体重減少、食欲の低下、ぐったりしていて元気がなくなってくる、しこりがみつかりどんどん大きくなる。などがあげられます。また口臭や歯周病、体を触ったときに痛がるなども発見のきっかけになります。

早期発見が治療のカギ

犬のがんでは早期発見・早期治療がなによりんも重要です。日頃から愛犬の体のチェックを行いましょう。体をやさしくマッサージしてあげたり、無理のないスキンシップをとることがとても重要です。

前半では犬のがんについてその種類と症状をまとめました。初めて知る内容もあったでしょうか?正しい知識を身に着けることで大切な愛犬に最後まで少しでも幸せに過ごしてほしいですね。

痙攣がでたら?

老犬が痙攣を起こすと、飼い主としては非常に心配になります。痙攣は命に関わる可能性もあるため、冷静に対処し、適切な対応を行うことが求められます。本記事では、老犬に見られる痙攣と震えの違いから、痙攣の原因、そして具体的な対処法までを詳しく解説します。

考える人

痙攣と震えの違い:まず理解しておきたいポイント

痙攣と震えは、どちらも筋肉の異常な動きによって起こる症状ですが、性質が異なります。

震えは、規則正しく繰り返される細かい運動であり、部分的に起こることが多いです。震えは、寒さや恐怖、ストレスが原因で発生し、犬の意識が正常である場合がほとんどです。

一方、痙攣は、より複雑な筋肉の収縮を伴い、全身または部分的に発生します。痙攣は発作的に起こり、犬の意識が消失することもあります。痙攣は震えよりも深刻な症状であり、迅速な対応が必要です。

老犬が痙攣を起こす原因とは?

老犬が痙攣を起こす原因は多岐にわたりますが、主に以下のような病気や状態が考えられます。

  1. てんかん

  2. てんかんは、脳の神経細胞の電気的活動に異常が生じることによって発作を引き起こす病気です。てんかん発作には、全身が硬直する「強直性痙攣」や、手足をバタつかせる「間代性痙攣」など、さまざまなタイプがあります。てんかんの原因は遺伝や脳の損傷、脳腫瘍などが挙げられます。

  3. 腎不全・尿毒症

  4. 老犬では、腎機能が低下して尿毒症を引き起こすことがあります。尿毒症により体内に有害物質が蓄積し、脳に影響を与えて痙攣が発生することがあります。症状が進行すると、食欲不振や脱水、意識消失などの症状も見られるようになります。

  5. 肝不全

  6. 肝臓の機能が低下すると、体内に毒素が蓄積し、脳に悪影響を与えて痙攣を引き起こすことがあります。これを「肝性脳症」と呼び、痙攣のほかに沈鬱や体重減少などの症状が見られます。

  7. 低血糖

  8. 血糖値が異常に低下すると、脳がエネルギー不足に陥り、痙攣を引き起こすことがあります。低血糖は、栄養不足やインスリンの過剰投与、膵臓の腫瘍などが原因で発生します。

  9. その他の原因

  10. その他、筋肉の衰えや寒さ、痛み、恐怖なども痙攣の原因になることがあります。これらは特に老犬において、体力や抵抗力の低下によって起こりやすくなります。

痙攣を起こした際の具体的な対処法

 老犬が痙攣を起こした場合、以下の手順に従って対応しましょう。

  1. 安全確保

  2. まずは、犬がけがをしないように周囲の物を片付け、できるだけ広いスペースを確保します。痙攣中に犬を無理に動かさないように注意しましょう。屋外で痙攣が発生した場合は、危険を避けるためにお尻を支えながら安全な場所に移動します。

  3. 痙攣の記録

  4. 痙攣の持続時間や症状を記録するために、可能であればスマートフォンで動画を撮影します。これは後の獣医師の診察に役立ちます。また、痙攣が収まった後も、犬の様子を注意深く観察し、必要であれば体温の確認を行いましょう。

  5. 痙攣後のケア

  6. 痙攣がおさまった後は、犬の体調を確認し、ふらつきや意識の混乱がないかを確認します。重積発作や群発発作の兆候がある場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

  7. 動物病院での診察

  8. 痙攣が5分以上続いたり、短時間で複数回発生したりする場合は、速やかに動物病院を受診します。特に初めての痙攣であれば、早期に診察を受け、適切な治療を行うことが重要です。

痙攣を予防するためにできること

老犬の痙攣を予防するためには、日常的な健康管理が欠かせません。

  • 定期的な健康診断

  • 老犬は定期的に健康診断を受け、体調をしっかり把握しておきましょう。特に、てんかんや内臓疾患が疑われる場合は、早期発見が重要です。

  • ストレス管理

  • 老犬にとってストレスは痙攣の引き金になることがあります。普段から穏やかな環境を整え、ストレスを最小限に抑える工夫が必要です。

  • 薬の管理

  • てんかんなどの持病がある場合は、処方された薬をきちんと管理し、飲み忘れがないように注意しましょう。薬が切れると、再度痙攣を引き起こすリスクが高まります。

まとめ

老犬が痙攣を起こすと、飼い主としては非常に不安になりますが、適切な知識と冷静な対応が愛犬の命を守る鍵となります。痙攣と震えの違いを理解し、痙攣が発生した際の対処法をしっかりと身につけておきましょう。また、普段から健康管理に気を配り、老犬が快適に過ごせるよう心がけることが大切です。愛犬の異常を早期に発見し、適切な対応を行うことで、飼い主と愛犬がより安心して過ごせる日々を送りましょう。

老犬ホームスマイルフラワー大阪について

老犬ホームスマイルフラワー

老犬ホームスマイルフラワーは千葉県千葉市と大阪府八尾市にある、動物病院連携の安心安全な老犬ホームです。充実のサービスを含む料金体系の元、ご家族に代わりに大切に愛犬をお預かりします。駐車場完備て電車でもアクセス可能。ぜひお困りの際はご相談ください。

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また老犬ホームスマイルフラワーではペットホテルのサービスも行っております。ペットホテルでは基本的に犬種や持病の有無に関係なくどんな子でもお預かりしています。獣医師監修だからこそ安心してお預けいただけます。
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スマイルフラワーでの取り組み

個別対応

老犬一頭一頭の健康状態や嗜好に合わせた食事を提供しています。食べやすい形状や温度、トッピングの工夫を行い、少しでも食欲が戻るようにしています。

医療サポート

スマイルフラワーでは、獣医師による定期的な健康チェックを行っています。食欲不振の原因が病気によるものである場合、早期に発見し適切な治療を行います。

リラックスできる環境の提供

老犬がリラックスして食事を摂れるよう、静かで安心できる環境を整えています。ストレスを軽減するための工夫を行い、食欲が回復しやすい状態を保っています。

見学のご案内

飼い主様に直接施設を見学していただき、スマイルフラワーの魅力を感じていただきたいと思っています。施設見学は随時受け付けておりますので、ぜひ一度お越しください。

保護犬活動について

老犬ホームスマイルフラワー大阪では、保護犬のお世話も行っております。

保護犬はNPO法人Link toのホームページ及びインスタグラムをご覧下さい。

※現状、一般の方からの保護犬の引き取りは行っておりませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。