老犬に麻酔はOK?かかりやすい病気も合わせて紹介

2026年04月22日

なぜ麻酔が必要?

わんちゃんが病気やけがが原因で手術をすることになったとき、全身麻酔をすることは少なくありません。ヒトで考えると小さな怪我でもワンちゃんの場合は全身麻酔が行われるのはなぜでしょうか。

それはじっとしておくことができないからです。当たり前のことですがCTやMRIなどの画像診断が必要な場合、動いてしまうと正確な検査はできません。また施術中に動いてしまうことでワンちゃんと獣医さんのどちらにも危険が及びます。よって軽い手術であったとしても全身麻酔が行われるのです。

老犬の麻酔リスク

そんな麻酔ですが、老犬になるとリスクが大きくなるという話を聞いたことある人もいるのではないでしょうか。年齢が上がると麻酔のリスクが上がるというのは事実です。その理由は老化による臓器機能の低下が原因です。麻酔薬は呼吸や肝臓での代謝を受けたあと腎臓で排泄されます。老化が原因でこれらの機能に関わる臓器(心臓、肺、肝臓、腎臓)に異常がある場合、麻酔薬をうまく代謝、排泄できずに体に影響が出てしまうのです。ではそのリスクは事前に避けることはできないのでしょうか。

術前検査

  • 麻酔のリスクを事前に予測し、回避するために行われるのが術前検査です。術前検査では血液検査、レントゲン検査、エコー検査などを行い、心臓や肝臓が正しく機能しているのかを診ます。ここで異常がみられず安全だと判断された場合に麻酔が行われます。血液検査についてはこちらの記事もご覧下さい。

  • https://osaka.roukenhome.com/knowledge/5078/

予測できるリスク、できないリスク

しかしすべてのリスクが術前検査でわかるわけではありません。中には予測できないリスクもあります。例えば麻酔薬に対してアレルギーがあった場合、アナフィラキシーショックを起こしてしまう場合があります。また突然の不整脈などは予測がたてられません。

後悔しないために

術前検査でわからないことについては獣医さんと話す中で飼い主さんが伝える必要があります。

”最近あまりご飯を食べない”

”こんな時はなんだか体調がよくなさそう”

など、小さな変化に気づいてあげて、それをきちんと獣医さんに伝えることでリスクを回避することができるかもしれません。普段のワンちゃんをよく見てあげることがとても大切です。

また麻酔のリスクについて知識を持っておくことも重要です。正しい知識を持ったうえで獣医さんとよく相談して麻酔に臨むことで後悔のない決断を下せると思います。

たとえ外見上元気そうに見えても、犬の体は人間と同様に年を重ねるごとに徐々に衰えていきます。老化による犬の微妙な健康状態の変化や行動の違和感を見逃さないことが大切です。

 

老犬がかかりやすい病気5選

つづいて、老犬が罹患しやすい5つの代表的な病気を紹介します。

悪性腫瘍

悪性腫瘍は、一般にがんと呼ばれる病気です。腫瘍には良性と悪性のものがあり、悪性腫瘍はがんとよばれます。年を取った犬ががんを発症する確率は若い犬よりも高く、10歳を超える犬の約半数ががんになると言われています。悪性腫瘍が引き起こす主な症状には、消化器の問題、痛み、栄養失調による衰弱などがあります。

がんの原因は完全には明らかにされていませんが、遺伝的要素やホルモンの影響が関係しているとされています。

腎不全

犬の腎臓は人間と同様に、体内の老廃物を尿として排出する機能を持っています。この機能が低下すると、体内に老廃物が蓄積し、多飲多尿や食欲不振などの症状を引き起こし、腎機能が低下します。放置すると、腎不全は悪化していきます。

腎臓の機能は年齢とともに衰えるため、高齢の犬が腎不全になることは珍しくありません。一度低下した機能は回復しないため、腎不全は死亡率が高い病気です。

心臓病

心臓病にはいくつかの種類があり、犬に最も多いのは弁膜症、特に僧帽弁閉鎖不全症です。症状が目立たないため、飼い主が気づかないうちに病気が進行することがよくあります。

健診時には必ず聴診が行われ、心雑音が発見されることがあります。心臓のレントゲン検査や超音波検査によって正確な診断が下されることもあります。年を取った犬は定期的な健診と検査を受けることが推奨されます。

糖尿病

犬の糖尿病は人間のそれとほぼ同じ症状を示します。病状が進行すると、白内障や腎不全、クッシング症候群などの深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

犬が糖尿病になる原因は明らかではありませんが、先天的な要因が多いとされています。しかし、肥満などの生活習慣が発症に大きく関与しているため、注意が必要です。

認知症

犬の認知症は、老化や脳梗塞、脳出血、栄養障害などによって脳神経細胞や自律神経がうまく機能しなくなることで起こる脳の病気です。

年齢を重ねたわんちゃんに起こりやすい病気ですが確実な治療法はまだ見つかっていません。近年犬の寿命が延びて高齢化が進んだことで、認知症の犬も増えてきています。

主な症状には夜泣き、昼間の過度な睡眠にもかかわらず夜間の徘徊、トイレでの失敗があります。症状を改善するためには、部屋の環境を整える、積極的に運動する、日光浴を取る、マッサージやその他のスキンシップを行うなどの対策が有効です。

治療法は存在しませんが、早期発見により病気の進行を遅らせ、症状の改善が期待できます。

病気になりやすい犬種は?

愛犬の犬種がかかりやすい病気を知っておくことで、リスクを事前に予期でき日々の健康管理に役立てることができます。ここでは犬種によって発症リスクが高い病気をいくつか紹介します。

トイ・プードル、チワワ、ポメラニアンなどの小型犬は、僧帽弁閉鎖不全症になりやすいといわれています。僧帽弁閉鎖不全症は初期症状がなく、気づくのが難しい病気です。健康診断の際に心雑音があると診断されたら、早めに精密検査をしてもらいましょう。

ゴールデン・レトリーバーはシニア期にがんを発症しやすい犬種です。定期的に健康診断を受けることで、がんの早期発見や治療開始ができます。

柴犬が発症しやすい病気は、認知症です。認知症になる前に、生活習慣や環境を整えることで、愛犬の生活の質を向上させることもできます。

またダックスフントは尿酸尿石症のリスクが高いといわれています。血液検査などの結果に特に注意するようにしましょう。

歯周病や白内障、皮膚病など、犬の年齢や犬種に関係なくかかりやすい病気もありますが、愛犬の犬種がかかりやすい病気を知っておくことで、日々の健康管理に役立てることができます。

病気に早期に気づいてあげるために

上に挙げた老犬がかかりやすい病気の多くは、初期症状が少なく、外から見ただけでは気づくのが難しいという特徴があります。

食欲がない、元気がない、水をよく飲む、動きたがらない、ふらつく、口臭が強くなる、よだれが多いなど、老化に伴う症状には実はこれらの病気が原因である場合も少なくありません。

愛犬が年を取り、一人で寝ている時間を好むようになると飼い主とのコミュニケーションも減ってしまいがちです。老犬は立ち上がる時や歩く時にふらつきが見られると、あっという間に寝たきりになってしまうことがあります。

高齢だからと自己判断するのではなく、小さな変化も病気のサインかもしれないという意識をもっていることで、老犬になっても健康でいられるようにしてあげましょう。またできる限り愛犬に無理をさせない範囲でスキンシップを取り、変化に気づいてあげられるようにしましょう。

まとめ

この記事では老犬がかかりやすい病気5選を紹介しました。いずれの病気についても早期発見、早期治療が最も大切です。定期的な健康診断や普段からのスキンシップを通して愛犬の健康によく気を配ることが大切だといえます。

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個別対応

老犬一頭一頭の健康状態や嗜好に合わせた食事を提供しています。食べやすい形状や温度、トッピングの工夫を行い、少しでも食欲が戻るようにしています。

医療サポート

スマイルフラワーでは、獣医師による定期的な健康チェックを行っています。食欲不振の原因が病気によるものである場合、早期に発見し適切な治療を行います。

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老犬がリラックスして食事を摂れるよう、静かで安心できる環境を整えています。ストレスを軽減するための工夫を行い、食欲が回復しやすい状態を保っています。

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